犬の腎不全と診断されてから、
「食事をどうするか」で立ち止まる場面は多いと思います。
うちの場合は、
尿毒症の状態で食欲がかなり落ちていたこともあり、
最初から療法食をどうするか、という話にはなりませんでした。
先生から言われたのは、
「今は、とにかく食べられるものを与えてください」
という言葉でした。
※この記事は、腎不全の愛犬と暮らした私自身の経験と視点で書いています。
尿毒症の状態で、食事の前提が変わった
診断時、
すでに尿毒症の症状が出ていて、食欲は不安定でした。
- においを嗅いでも食べない
- 途中でやめてしまう
- 日によって食べられる量が違う
この状態で、
「何を食べさせるか」を細かく考える以前に、
**「食べてくれるかどうか」**が一番の課題でした。
そのため、
療法食を試す・試さないという選択肢自体が、
現実的にはありませんでした。
タンパク質の量には注意するように言われていた
一方で、
先生からはこんな説明もありました。
- タンパク質の量には気を付けること
- 食後に数値が上がり、体調を崩す子もいる
- 状態を見ながら調整していくこと
だから、
「何でも好きなだけ」という感覚ではなく、
気にしながら、迷いながらの食事でした。
肉は、食べられるだけ与えていた
実際には、
豚もも肉・胸肉・鶏ひき肉は比較的よく食べてくれました。
- 食べた直後に体調を崩す
- 明らかに数値が悪化する
といった様子は、
今のところ見られなかったと思います。
だからといって、
これが正解だったとは言い切れません。
ただ、
「食べたい」という反応がある間は、
それを大事にしたい気持ちが強くありました。
下痢が続いたことと、ペーストにした工夫
困ったのは、
お腹を壊すことが何度もあったことです。
原因として思い当たったのは、
- 肉の脂(取り除いているつもりでも残っていた)
- 固形のまま丸のみしてしまい、消化しきれなかったこと
そこで、
小さくしたり、細かく刻んだり、ペースト状にすることにしました。
すると、
下痢の頻度は少しずつ減っていきました。
「何を食べるか」だけでなく、
**「どういう形で食べるか」**も、
体調に影響するのだと感じた出来事でした。
「正解」を探すより、「今の様子」を見る
腎不全の食事について調べると、
たくさんの情報が出てきます。
でも、
尿毒症で食欲が落ちている時期は、
その通りにできないことも多い。
私は次第に、
「正解を守れているか」よりも、
**「今、どう反応しているか」**を見るようになりました。
まとめ
尿毒症の状態で、
食事について考える時間は、とても迷いが多いものでした。
療法食を選ぶ余裕がないときもある。
それでも、
向き合いながら選んだ時間そのものが、
無意味だったとは思っていません。
この記事が、
同じ場所で立ち止まっている方の
「一つの経過」として、そっと置けたらうれしいです。
腎不全と診断されてから現在までの経過や、
体重の変化、皮下点滴、日常の様子については、
こちらの記事にまとめています。


