16歳の老犬が下血した朝|良かれと思ったササミで慌てた体験談

「ササミなら、大丈夫だろう…」

1年前からちゅーるの脂質にはあんなに神経質になっていた私。
お肉なら、素材そのものなら大丈夫。
そんな思い込みが、足元を掬うことになりました。

そう思っていた私の判断が、
16歳の愛犬を苦しめることになりました。

我が家には、16歳のヨークシャーテリア「ぬぬ」がいます。
食欲もあり、足腰もしっかりしていて、年齢のわりには元気な方だと思っていました。

だからこそ、油断していたのだと思います。


ササミを食べた翌朝、異変が起きた

前日の夜、久しぶりにササミを茹で、
細かく手で割いたものを用意しました。

ぬぬは嬉しそうに、勢いよく食べてくれました。

今思えば、若い頃と同じ勢いで、
ほとんど噛まずに丸飲みしていました。

その姿を見て『食欲があって安心ね』と笑っていた自分を、
後で悔やむことになるとも知らずに……。

その様子を見て、
「美味しいものを食べさせてあげられてよかった」
そんな気持ちで、その日は眠りにつきました。

けれど、翌朝。
リビングに行くと、トイレ周りの様子が明らかにおかしい。

我が家にはもう一匹、同じく16歳のトイプードルがいるため、
最初は「どちらだろう」と迷いました。

しかし、ぬぬが落ち着きなく動き回り、
その後すぐに嘔吐。
出てきたのは、前夜に食べたササミが、ほとんど消化されないままの状態でした。

その後、血の混じった下痢が続き、
明らかに様子が違うと感じました。

「これはおかしい」

そう思い、すぐに動物病院へ向かいました。


病院で言われたこと

診察の結果、
今回は重い病気ではなく、消化不良による胃腸の不調とのことでした。

念のため、抗生剤を処方してもらい、帰宅することに。

正直、もっと長引くことを覚悟していたのですが、
薬を飲み始めてからの回復は思ったより早く、
翌日には少しずつ普段の様子に戻っていきました。

獣医の先生からも、
「回復力がありますね」
と言われ、ほっとしたのを覚えています。


若い頃のことを思い出した

なぜ、こんなに回復が早かったのだろう。
そう考えたとき、ふと、昔の出来事を思い出しました。

少し前の話になりますが、
ぬぬがテーブルから飛び降りて足を痛め、
レントゲンを撮ったことがあります。

そのとき、先生に言われたのが、

「ヨークシャーテリアにしては、筋肉量が多いですね」

という言葉でした。

筋肉がしっかりしていることで、
関節への負担が少なく済んでいたのかもしれない、
そんな説明も受けました。


なぜ筋肉がついたのか

思い返してみると、
ぬぬが若い頃、私はダイエット目的で
朝晩ウォーキングをしていました。

天候が極端に悪くない限り、
散歩はほぼ毎日。

小型犬の体への負担を、
今ほど深く考えていなかった時期でもあります。

結果的に、その頃の散歩習慣が、
ぬぬの体力や筋肉の土台になっていたのかもしれません。

もちろん、
筋肉があれば体調を崩さない、という話ではありません。

今回の不調も、
食べすぎや消化の問題が原因でした。


今回の出来事で感じたこと

見た目が元気で、足腰がしっかりしていると、
つい「内臓も若い頃と同じように大丈夫」と
思い込んでしまっていたのだと思います。

51歳の私が脂っこいものを避けるように、
彼女の内臓もまた、見た目の若々しさとは裏腹に、
確実に『今日を生きるための調整』を必要としていたのです。

けれど、今回のことで、
外からは見えない部分は、年齢なりに変化しているのだと感じました。

「今まで大丈夫だったから」
「ササミだから」

そんな思い込みが、
通用しなくなるタイミングは、ある日突然やってくるのかもしれません。


まとめ|あくまで、我が家の体験として

今回の出来事は、
私自身にとって、考えさせられる経験でした。

これは、あくまで我が家で起きた一例であり、
すべての犬に当てはまる話ではありません。

ただ、
高齢の犬と暮らしている中で、
体調の小さな変化に気づいたとき、
早めに動くことの大切さを改めて感じています。

※この記事は、我が家の体験をもとに書いています。
愛犬の体調に異変がある場合は、自己判断せず、
動物病院に相談することが大切だと感じています。