【腎不全闘病記①】発症から現在の様子|16歳トイプードルの記録

トイプードルのめめは、現在16歳。
2025年2月、15歳の時に老犬に多い腎不全と診断され、それから1年にわたる闘病生活が続いています。

抱き上げると、以前より腕の中に「余白」を感じるようになりました。
診断当初は4.9kgあった体重も、2026年1月現在は3.5kg。この1年で1.4kgも減ってしまいました。

体重計の数字を見るたび、どうしても心がざわざわと揺れてしまいます。
けれど、もともと「少しぽっちゃりさん」だっためめにとって、今の体重は、もしかすると16歳の体に見合った「標準」になっただけなのかもしれません。

数字に一喜一憂するのをやめて、めめとの暮らしに目を向けてみると、穏やかな日常の中に、たくさんの幸せが隠れていました。

※この記事では、腎不全と向き合いながら続いている「今の暮らし」の様子をありのままに記録します。

食べない、飲まない。異変に気づいたあの日

最初の異変は、2025年2月のことでした。
食いしん坊だっためめが、ドッグフードを前にしても匂いを嗅いで顔を背け、全く食べなくなってしまったのです。

「フードが硬いのかな?」
「飽きちゃったのかな?」と、
いろいろな種類のフードやおやつを買い占めては試す日々。
一部食べてくれるおやつもありましたが、以前のような勢いは全くありません。

実はこの時、水をたくさん飲んでおしっこをする「多飲多尿」の症状も出ていました。
けれど、当時の我が家はおしっこをしたら「ご褒美におやつ」をあげる習慣。
「おやつが欲しくて、頑張って水を飲んでおしっこをしているんだわ」と、勝手な思い込みをしてしまっていたのです。

ついにおやつも見向きもしなくなり、慌てて駆け込んだ病院で告げられた診断は「腎不全」。
予想だにしていなかった言葉に、目の前が真っ暗になったのを覚えています。

皮下点滴と通院の日々。少しずつ戻ってきた「日常」

診断当初は尿毒症の数値も高く、毎日のように皮下点滴のため通院しました。
点滴中はおとなしくしてくれていましたが、すぐに調子が良くなるわけではなく、しばらくは食欲もなく寝てばかりの時間が続きました。

尿毒症で数値が高い頃

それでも、日に日にゆっくりと、めめの体調は上向いていきました。
1か月ほど経ち、近隣の病院へ転院した頃には、少しずつ起きている時間が増え、食欲も戻ってきたのです。

ちゅーるから始まり、鶏の胸肉やひき肉、大好きな焼き芋。
「食べる」という食欲が戻ってきたことで、私自身の気持ちもようやく落ち着きを取り戻していきました。

「衰え」も丸ごと受け入れて

体重が減る一方で、体全体の「老い」も進んできました。
ゆっくりとした足取りで歩く姿や、トリミングの際に「長時間立ち続けるのが難しくなってきた」というお話を聞くと、シニア期特有の衰えを実感します。

特に視力に関しては、12歳頃から眼に白っぽさが気になり始め、15歳の時には左目はほぼ見えず、右目が7割ほど見えているという診断でした。
16歳の今は、左目が「角膜ジストロフィー」という状態になり、視力を失っていると思います。
右目の白内障も進み、ごはんや私の場所を探すのも、匂いや音を頼りにすることが増えました。

けれど、痩せたことで心臓への負担が減ったのか、以前より頻繁に出ていた咳が落ち着くといった変化もありました。
失っていくものだけでなく、得られた穏やかさもあるのだと、めめが教えてくれている気がします。

まとめ|今ここにある時間

腎不全と向き合って1年。
数字としての体重は確かに減りました。
けれど、今のめめは散歩の帰り道、しっかりと自分の足で地面を踏みしめて歩きます。

闘病は、たしかに衰えていくことと隣り合わせです。 それでも、少しずつ変化していく日々のなかには、優しくて温かな時間がちゃんと流れています。

体重や視力はひとつの目安ではありますが、それだけで「もうだめだ」と決めつけなくてもいい。 ゆったりと流れる時間や、ふとした瞬間に感じる心地よさも、大切で愛おしいひとときです。

この記事が、愛犬の体重減少や症状に不安を感じている飼い主さんの、小さな安心材料になればうれしいです。

※体調や経過は個体差が大きいため、異変を感じたときは自己判断せず、かかりつけの動物病院に相談してくださいね。