16歳のシニア犬まだまだ走る!飼い主が追走する驚きの体力!

先日、風の強い日に散歩に行きました。

そこで撮れたのが、誕生日を迎え16歳になったばかりの、ぬぬが元気に走る動画です。
実はこれ、並走して優雅に撮るつもりが、気づけば私は必死に追いかける側になっていました。

スマホを揺らしながら走る50代の私と、ぐんぐんペースを上げていくぬぬ。
必死に足音を追うのが精一杯の、まさに全力の追走劇でした。

動画を見返すと、強風の「ゴーゴー」という音に混じって、私の必死な息切れまで聞こえてきそうです(笑)。

【動画】風を切って走る!16歳のぬぬの姿はこちら(YouTube)
▶️ https://www.youtube.com/watch?v=hBLwvKWbSeo
※風の音が大きいので、再生の際は音量にご注意ください。

「16歳の正解」が分からないから

私は、今の犬たちが初めて飼った子です。
だから、シニア犬の体力の「正解」が分かりません。

16歳の老犬を飼い主が追走するのは、普通のことなの? それとも、奇跡的なことなの?

「すごいね」と手放しで言ってあげたいけれど、 どこかで「親バカなだけかもしれない」と ブレーキをかけてしまう自分がいます。

なぜなら、私の視界にはいつも、 もう一人の「16歳の老犬」がいるからです。

比較という名の、心のノイズ

トイプードルのめめは、腎不全と闘っています。
同じ16歳。同じ月日を重ねてきた、大切な家族。

どうしても、ふたりを並べて見てしまう瞬間があります。

風を切って走るぬぬの躍動感。
点滴を受けながら、静かに横たわるめめの体温。

「同じ16歳なのに、どうしてこんなに違うんだろう」

ぬぬの走る姿に勇気をもらいながら、 同時に、めめの静かな姿に胸がチクリと痛む。
そんな「ゆらぎ」の中に、私はいます。

どちらも、今を一生懸命に生きている

でも、私を置いて爆走するぬぬを追いかけながら、 ふと気づいたことがありました。

ぬぬにとっての幸せは、今、この風を感じて走ること。
めめにとっての幸せは、今、私の隣で穏やかに眠ること。

そこに「普通」や「平均」なんて物差しを持ち込んでいたのは、 私の方だったのかもしれません。

走れるぬぬも、一生懸命に今を生きているめめも、 どちらかが優れているわけじゃない。

ふたりはただ、それぞれの「今」を、 精一杯に生きているだけなのだと。

誰かと比べなくていい場所で

ふたりの姿を見ていると、ふと自分のことに置き換えて考えてしまいます。

何かに挑戦しても、なかなか成果が出なくて焦ったり、 周りの人と比べて「自分はなんて不器用なんだろう」と落ち込んだり。
思い通りにいかない現実に、ため息をつく日も正直あります。

けれど、ぬぬの力強い足音を聞いていると、 そんな心のノイズも、風にかき消されていく気がするのです。

大きな成功や成果はまだ先かもしれない。
今日この一瞬を「幸せだ」と決めることは、今すぐできる。

16歳のふたりが教えてくれたのは、 誰かと比べて「足りないもの」を探すのではなく、 たった一つの「今」を愛でるという、シンプルで大切なことでした。

今日も私は、この静かな場所で、 ふたりの寝息を聞きながら、明日への一歩を整えていこうと思います。